ダブルワークの注意事項

看護師は、時間に余裕があれば、本業とは別に副業をするダブルワークを行うことができます。看護師と全く関係のない仕事を副業にしても問題はありませんが、看護師資格を活かせる副業の方が、高い収入が期待できます。継続的なダブルワークをするのであれば、別の医療機関での夜勤専従看護師が定番で、週に1回からでも働ける場合があります。そのため、負担の少ないダブルワークが実現できます。また、その他にも健診センターで働いたり、不定期で開催されるイベントやツアーのサポートを行う形もあります。

看護師がダブルワークを行う主な目的は、収入を増やすことです。副業は大抵の場合、アルバイトやパート扱いですが、看護師の資格が必要な仕事であれば、時給相場は1000~2000円と高めです。そのため、勤務日数が少なくても大幅な収入増加が期待できます。また、本業とは異なる医療機関で働くことで、幅広い知識を得たり、違う働き方を体験したりすることで、看護師としての質を高められる場合もあります。

そのように複数のメリットがある看護師のダブルワークですが、誰でも行えるわけではない点には注意が必要です。国公立の医療機関に勤めている看護師は、公務員扱いになることがほとんどです。そして、日本では公務員の副業が法律で禁止されています。そのため、もしダブルワークをしてしまうと法律違反となり、懲戒を始めとする何らかの処分が下されます。また、民営の病院であっても、規則で副業が禁止されていれば、ダブルワークはできません。また、可能であったとしてもダブルワークのデメリットもあるため副業を検討する際は確認しておきましょう。